東京 Tokyo
2025.8.14-16
8月15日(金)
「爆心へ」自主企画「〈爆心〉をめぐる映像作品上映とトークセッション」
爆心とは、なんでしょうか?それは、どこにあるのでしょうか?
原子爆弾がニューメキシコ州トリニティサイトで初めて実験され、広島・長崎に投下された1945年から、80年。いまなお、その影は世界に色濃く残っています。
核廃絶を目指す平和運動は、核の恐怖に呼応するように展開されてきました。しかし、今なお世界では、核をめぐる有形無形の暴力が、人間のみならず、あらゆる「いのちある存在」を脅かし続けています。
核や原子力に関心を寄せて表現活動を行ってきたアーティストが中心となったコレクティブ「爆心へ」では、〈爆心〉を、人間に限らず、すべての「いのちあるもの」に対する残虐行為の中心として捉えています。そして、世界各地に存在する無数の〈爆心〉との、インターセクショナルでゆるやかな連帯を目指します。
1.すべての 〈爆心〉は地続きである
2.〈爆心〉はだれにも所有されない
3.すべての〈爆心〉は等しく重みを持つ
こうした共同ステートメントに込められた考えを深めるために、映像作品の上映会と、アーティストおよび特別ゲストによるトークを企画しました。舞台は、日本の近現代史に深く関わる場所、日比谷公園です。
上映作品はいずれも、自分が直接経験したことのないカタストロフを、あるいはそれに至る道を、いかにして語り得るのか、制作者たちの熟考が垣間見られ、観るものに問いかけます。
美術館やギャラリーで、観客が移動しながら観る映像作品を、今回はあえて、映画館のような「定点」で鑑賞します。映像が消費物として流通する日常のなかで、目の前の作品と静かに向き合う時間を取り戻す試みです。そして、〈あたりまえ〉のなかに潜む違和感にこそ、〈爆心〉という複雑で多層的なテーマに迫る手がかりがあるのかもしれません。
本プロジェクトは、コレクティブ「爆心へ」による完全自主企画です。
広島・長崎を経由してきたバス「爆心へ」号が、8月15日に東京皇居周辺を走ります。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
日にち:2025年8月15日(金曜日)
時間:15時〜20時(開場:14時30分、途中入退場自由)
場所:日比谷図書文化館 地下一階コンベンションホール(大ホール)
東京都千代田区日比谷公園1−4 地下1階
アクセス: 東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ケ関駅」 B2出口より徒歩約3分 都営地下鉄 三田線「内幸町駅」 A7出口より徒歩約3分 東京メトロ 千代田線「霞ケ関駅」 C4出口より徒歩約3分 JR 新橋駅 日比谷口より 徒歩約10分 (当施設に駐車場・駐輪場はございません。 公共交通機関をご利用下さい)
チケット
学生 1300円(当日券1500円)
一般 1800円(当日券2000円)
チケット購入は→ Ticket Peatix
*当日券は会場にて数量限定で販売予定です
登壇者: 新井 卓 Takashi Arai(アーティスト) 川久保ジョイ※ Yoi Kawakubo(アーティスト) 小林エリカ Erika Kobayashi(作家、 アーティスト) 竹田信平 Shinpei Takeda(アーティスト、映画監督) 三上真理子 Mariko Mikami (キュレーター、プロジェクトマネージャー)
ゲスト:
松田隆夫 Takao Matsuda(被爆者団体「武蔵野けやき会」会長)
Bombshelltoe Collective※ (アートコレクティブ)
キャシー・ジェトニル=キジナー Kathy Jetñil-Kijiner (詩人、アクティビスト)(上映のみ)
※はオンラインでの参加を予定しています。
ポップアップ展示
ホール前のスペースで、映像作品Phew+Dieter Moebius+小林エリカ「Radium Girls」(4分/2012年)に加え、東京に先駆けて、広島、長崎を旅してきたバス「爆心へ」号内での展示の一部と、Hal Xingによる旅の記録、旅の途中で制作してきた作品の一部、爆心へメンバーたちの推薦図書などを、自由にご覧いただけます。
当日は「爆心へ」メンバーたちも会場、またはバスにいる予定です。
座席限定「爆心へ」x「風船爆弾」特別バスツアー
「女の子たちの敗戦日 東京編」ー『女の子たち風船爆弾をつくる』をめぐる皇居周辺バスツアー
かつて東京宝塚劇場では学校から動員された女の子たちが陸軍の秘密兵器風船爆弾づくりをおこなっていました。その舞台となる有楽町、日比谷、そしてその中心にあった皇居。
バス〈爆心へ〉号に乗り、80年目の8月15日、女の子たちの軌跡をともに巡りましょう。
運転手は新井卓、バスガイドは小林エリカがつとめます。
定員:全5回、各5名
15:00-/15:30-/16:00-/16:30-/17:00-
事前予約の方を優先に当日受付にて先着順に時間をご案内します
(8/15 15:00〜20:00、於日比谷図書文化館、14:30より受付開始)
参加費:無料(「〈爆心〉をめぐる映像作品上映とトークセッション」のチケットをお持ちのかたのみご参加申し込みいただけます)
所要時間:約30分
* 当日、バスツアーの様子は爆心へYouTube にてライブ配信。
ホールのロビーでもご覧いただけます。https://www.youtube.com/@bakushin2025
*不慮の事態があった場合バスツアーを中止することがありますのでご了承ください。
タイムテーブル
ホール
バスツアー
15:00-17:45 〈爆心へ〉メンバーによる映像作品上映とバスツアー
15:20-15:40
新井卓「千の女と旧陸軍被服支廠のためのアンチ・モニュメント」(20分/2020年)【日本語、英語字幕あり】
15:00-
15:30-
15:30-
運転手は新井卓、バスガイドは小林エリカがつとめます。
16:00-
英語・スペイン語/日本語字幕あり
16:30-
17:00-
ホール
18:00-20:00 特別トーク&映像作品上映
ゲスト:被爆者団体「武蔵野けやき会」会長 松田隆夫
キャシー・ジェトニル=キジナーwithダン・リン
《聖なる力》(6分/2018年)【日本語字幕あり】
監督: Kayla Briët 脚本: Lovely Umayam エグゼクティブプロデューサー:
Sunny Dooley 制作: Bombshelltoe 日本語字幕: 松永京子
オンライントークゲスト:ボムシェルトー*【英語ー日本語の逐次通訳あり】
新井卓、小林エリカ、川久保ジョイ*、竹田信平、三上真理子
Photo by:Hal Xing
8月16日(土)
「爆心へ」実行委員会 こほろぎ舎共催
「女の子たち風船爆弾をつくる」上映トークセッション
日時:2025年8月16日(土) 11:30-13:45
(11:00開場、上映後にトークセッションがあります)
場所:日比谷図書文化館 地下一階コンベンションホール(大ホール)
東京都千代田区日比谷公園1−4 地下1階
チケット
学生 1300円(当日券1500円)
一般 1800円(当日券2000円)
チケット購入は→Ticket Peatix Live pocket
登壇者: 寺尾紗穂 Saho Terao(音楽家、文筆家) 小林エリカ Erika Kobayashi(作家、 アーティスト)
ゲスト: 塚本百合子 Yuriko Tsukamoto(明治大学平和教育登戸研究所資料館学芸員)
日本で戦争が終わってから80 年を迎えるこの夏、一昨年の上演で大きな話題をよんだ朗読歌劇「女の子たち風船爆弾をつくる」映 像版の上映会を開催します。ミュージシャン寺尾紗穂の企画・選曲と作家小林エリカの脚本による、かつての歌を甦らせる朗読歌劇 シリーズの第二弾となる本作。女の子たちがかつての戦争中に動員され風船爆弾をつくった舞台となる東京、有楽町、銀座の街の劇 場で、一日かぎりの上演がおこなわれました。気鋭のミュージシャン角銅真実、寺尾紗穂、浮、古川麦の声と音が集まり、あの頃を 生きた女の子たちが実際に歌った歌とともに、過去の歴史が、いまに繋がるものでした。
このたびは、その映像版の上映会とともに、かつて風船爆弾の開発をおこなった旧陸軍登戸研究所の歴史を長年にわたり掘り起こし、 保存してきた明治大学平和教育登戸研究所資料館学芸員、塚本百合子さんをゲストにお迎えし、寺尾紗穂、小林エリカとのトークセッ ションをおこないます。女の子たちの背景や時代にまつわる貴重なお話とともに、いま、音楽・戦争・少女を、考える場をひらきます。
映像版「女の子たち風船爆弾をつくる」 上映後トーク 40分
トーク登壇者: ゲスト 塚本百合子(明治大学平和教育登戸研究所資料館学芸員) 寺尾紗穂 小林エリカ
映像版「 女の子たち風船爆弾をつくる」 2024年/本編95分/日本語、英語字幕あり
監督: 玉田伸太郎 出演: 角銅真実、 寺尾紗穂、 浮、 古川麦
企画: こほろぎ舎 選曲: 寺尾紗穂、 小林エリカ
脚本: 小林エリカ 字幕翻訳: Brian Bergstrom
制作: 瀧口幸恵、 呉宮百合香、 村口栞理
主催:「 爆心へ」 実行委員会 協力: 合同会社こほろぎ企画 助成: 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [東京芸術文化創造発信助成]
問い合わせ:「 爆心へ」実行委員会 Email: bakushin2025@gmail.com
《関連プログラム》
特別上映会 「 ヒロシマ・ナガサキダウンロード」
日時:2025年8月14日(木)17:00開場 17:30開始
場所:メキシコ大使館
〒100-0014 東京都千代田区永田町 2-15-1
アクセス:地下鉄有楽町線、半蔵門線、南北線「永田町」駅 6番出口から徒歩5分
メキシコ・ティファナを長い間拠点とする竹田信 平の2010年長編ドキュメンタリー「ヒロシマ・ナ ガサキダウンロード」(73分)の上映と質疑応答 (英語翻訳あり)。
アメリカ西海岸にいる被爆者を、 核の世界を受け継ぐ青年がカナダからメキシコ まで訪ね歩きながら綴っていくロードムービー。
海を超えたヒロシマ・ナガサキとは?そしてどう この記憶をダウンロードするのか?
無料
予約フォーム
8月14日(木)
特別上映会 「 ヒロシマ・ナガサキダウンロード」
日時:2025年8月14日(木)17:00開場 17:30開始
場所:メキシコ大使館
〒100-0014 東京都千代田区永田町 2-15-1
アクセス:地下鉄有楽町線、半蔵門線、南北線「永田町」駅 6番出口から徒歩5分
メキシコ・ティファナを長い間拠点とする竹田信 平の2010年長編ドキュメンタリー「ヒロシマ・ナ ガサキダウンロード」(73分)の上映と質疑応答 (英語翻訳あり)。
アメリカ西海岸にいる被爆者を、 核の世界を受け継ぐ青年がカナダからメキシコ まで訪ね歩きながら綴っていくロードムービー。
海を超えたヒロシマ・ナガサキとは?そしてどう この記憶をダウンロードするのか?
無料
予約フォーム